【郵便番号検索】
顧客データを入力をしているメンバーが必死になって郵便局が発行している郵便番号簿をめくって探している。
「どうしたの?」
「住所しか書いてなかったり、手書きで見えにくくなっているデータがあるので調べているのです」
「そうなんだ……」
こんなやりとりをきっかけに出来上がったのが、便利ツールコーナーで公開中の郵便番号検索。
住所から検索できるのはもちろんのこと、欠けてしまった情報からも調べることができる。
また都道府県の記載がなく郵便番号だけが書いてあるデータに対しても有効だ。
「あっ、こんな欠けた情報でもちゃんと出てきましたよ!今までこういうデータにどれだけ時間かけてたか……」
それからそのメンバーが郵便番号簿を開くことは一切無くなり、データ入力に関わる時間が確実に減少した。
一件のデータを入力するのに、本来の入力業務以外の郵便番号簿で郵便番号や住所を調べるという作業でどれだけ時間を失っていたのかが明らかになった。
正しいデータを完成させるためには、適当や想像で行うものでもなく、不明なものを放置しておいてあとで困ることも起こりえる。
しかしそのために、余計な労力を使ってしまえば、かえって業務に支障をきたすことにもなってしまう。
そのメンバーはこれまで苦労して調べていたからこそ、この検索ツールを使って省けた時間がいかに無駄で貴重かを思い知らされたようだ。
【市外局番検索】
郵便番号検索同様、顧客データには、市外局番の書かれていないものや見えにくくなっているものが存在している。
そこで、同じように、住所から検索、欠けた情報から検索できるようにしたものが、便利ツールコーナーで公開中の市外局番検索。
それまでは、NTTが発行しているハローページに掲載されている市外局番一覧で調べていたそうだ。
郵便番号よりも調べるのが大変だったらしく、事前に都道府県や市町村名がわかっていないとたどりつけない場合も多かったようだ。
インターネットの検索エンジンで、わかっている部分を何ヶ所か入力して検索するなど、本来の顧客データ入力業務からかけ離れた作業をやむなく行っていたようだ。
この市外局番検索ツールを利用することにより、そういった途方に暮れた作業や時間を取り戻すことができたのだった。
【キーワードを探そう!】
慣れた業務では、システムを使うより手作業のが早いし正確だと自負している方も多いと思います。
メンバーの一人もそんな風に思っていた一人です。
ところがそんなメンバーの鼻をへし折るようなおもしろいツールをシステム担当が作ってくれました。
指定されたキーワードが何個あるかを指定の文章から探すというものです。
つまり人とプログラムによる検索対決を行えるのです。
どれだけスピードが違うのか、どれだけ正確さが違うのかが一目瞭然です。
業務に検索システムを導入していくことで、どれだけ時間を短縮できるかを改めて知るきっかけになるのではと思います。
キーワードを探そう!
執筆担当:CGIKON 佐々木
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