「今どこまで進んでいますか?」
「ええと、○○までです。そちらはどうですか?」
「だいたいこの辺までだけど……」
システム開発中は、CGIプログラミング・HTMLコーディング・動作確認・ドキュメント作成などと並行作業を行っているので、このようなやりとりが繰り返される。
それぞれが真剣に作業を行っている中、声をかけることは、作業者のペースを乱すことにもなりかねないので、なかなかタイミングがつかめない。
かといって、あとで伝えればいいというものでもない。
その作業状況によっては、すぐに必要な情報もあるからだ。
そこで、それぞれの作業状況がわかるように、システム担当は作業一覧を作成してくれた。
システム担当が多忙な中、作業を中断してまでこのようなツールを作成してくれたのには大きな意味があった。
それはまさに、業務効率化のためであり、そのためなら一時的に時間を費やしても今後の改善につながるという期待があったからだった。
ブラウザで書き込みや閲覧のできる作業一覧は、いつでも見たいときに見ることができる。
工程ごとに記号で進捗状況を登録・表示しているので、ひとめでどこまで進んでいるかがわかる。
作業一覧を導入したことにより、各作業者のタイミングやペースで仕事を進めることができるようになった。
また、作業一覧を作成する際に、あらためて作業工程の見直しを行ったことにより、システム開発に関わる作業がいかに多いかということを再認識することにもなった。
普段何気なく使用していたCGIやシステムがあるおかげで随分と時間短縮・便利になっていたことに感謝できたという恩恵も授かったのであった。
執筆担当:CGIKON 佐々木
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